近年、法人経営において、ETCコーポレートカードの利用が注目されています。特に、高速道路を頻繁に利用する企業にとって、通行料金を効率的に管理し、経費削減につなげるための重要なツールです。本記事では、ETCコーポレートカードの登録手順と、注意すべきポイントを詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【ETCコーポレートカードとは?】
ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本、中日本、西日本が共同で発行する法人向けのETCカードです。このカードは、法人名義でのカード利用により、通行料金の割引が受けられるなどのメリットがあります。また、クレジット機能はないため、返済能力の審査が不要で、開業したばかりの企業や個人事業主でも申込みが可能です。
【ETCコーポレートカードの特徴】
- 通行料金割引:大口・多頻度割引制度が適用され、通常10%から最大40%の割引が受けられます。
- 手数料:カード1枚につき、629円(税込)の年会費が必要です。
- 保証金:カードの発行には、利用金額の3倍相当の保証金が必要です。
【登録に必要な情報】
ETCコーポレートカードの登録を行うにあたり、次の情報が必要です。
- メールアドレス
- ETCカード番号
- 利用した年月日(登録する日の過去62日以内にETC無線通行を行う必要あり)
- 車載器管理番号
- 車両番号下4桁
【登録手順】
【1. 仮登録】
まず初めに、ETCコーポレートカードの公式サイトより仮登録を行います。登録用メールアドレスを入力し、仮登録の完了を通知するメールを受信します。
【2. 本登録】
仮登録後、登録したメールアドレスに届いた本登録用のURLをクリックし、必要事項を入力して本登録を行います。
【3. 登録確認】
登録が完了すると、利用に関する詳細情報がメールで送付されます。登録後すぐに利用可能ですが、反映には最大で数日かかることがあります。
【注意点】
ETCコーポレートカードの利用にあたっては、以下の点に注意してください。
- カードは登録車両専用:登録した車両以外での利用はできません。
- 利用頻度に応じた割引の条件:登録車両の利用状況により割引が適用されます。
- 正確な情報の入力:登録情報に誤りがあると、審査に影響を及ぼす可能性があります。
【まとめ】
ETCコーポレートカードは、高速道路利用が多い法人にとって、経費削減や管理効率化に大変役立つツールです。登録手順は簡単ですが、必要な情報を正確に入力し、利用にあたっての注意点を把握しておくことが重要です。今後の経営に役立てるために、ぜひ導入を検討してみてください。
次は、実際の利用体験や、他のカードとの比較を行ってみると良いでしょう。法人用カードにはさまざまな選択肢がありますので、自社に最適なカード選びに役立ててください。