仮想通貨取引をしている方にとって、税務処理や損益計算は非常に重要な作業です。特に、数多くの取引所を利用する場合、計算が煩雑になることが多いでしょう。そこで、役立つのが「Cryptact」という損益計算ツールです。本ガイドでは、Cryptactの効果的な使い方や、特に有用な機能について詳しくご紹介します。
【Cryptactとは?】
Cryptactは、仮想通貨の自動損益計算サービスで、特に多くの取引所での取引を行うユーザーに向けて設計されています。3万人以上のユーザーに利用されており、2800種類以上の通貨に対応しています。取引所からCSVデータをダウンロードし、アップロードするだけで損益計算が可能です。
【主な特徴】
- 対象取引所:33箇所以上、対応通貨2800種類以上
- 簡単なCSVアップロードで計算可能
- 個人利用向けは無料で提供
- 確定申告時期に便利な損益計算機能
【Cryptactの利用料金】
基本的に個人利用は無料ですが、さらに多機能なプランも用意されています。例えば、有料プランは年間55,000円で、1,000,000件の年間取引に対応します。最近では「新規de使い放題キャンペーン」が開催されており、初めてのユーザーが無料で全機能を試用できる機会もあります。
【登録方法】
Cryptactへの登録は非常に簡単で、以下の手順で行うことができます。
- 公式サイトにアクセスし、「新規登録」を選択します。
- ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力し、利用規約に同意して登録を完了します。
- 登録したメールアドレスに確認メールが送信されるので、リンクをクリックしてログインします。
【取引履歴のダウンロードとアップロード方法】
Cryptactを利用するためには、取引履歴を用意する必要があります。ここでは、HashHubレンディングからCSVをダウンロードする方法を説明します。
【取引履歴のダウンロード方法】
- HashHubにログインし、右上のメニューから「設定」を選択します。
- 「プロフィール」をクリックし、「CSVダウンロード」タブを選択します。
- 対象期間を設定し、「ファイルを作成」をクリックします。
【Cryptactへのアップロード手順】
ダウンロードしたCSVファイルをCryptactにアップロードする手順は以下の通りです。
- Cryptactにログインし、「アップロード」画面へ移動します。
- 取引所を選択し、用意したCSVファイルを選択してアップロードします。
- 未分類取引が存在する場合は、それを解消します。
【未分類取引の解消方法】
アップロードした取引履歴において、処理できなかった未分類取引が発生することがあります。この場合は、表示された赤いバツ印をクリックして詳細を確認し、必要に応じて取引の修正やカスタム取引の追加を行います。
【Cryptactの便利な機能】
- 実現損益の表示:対象年度の実現損益が画面上部に表示されます。
- カスタム取引機能:未対応の取引所もカスタム取引を利用して損益計算が可能です。
- 2段階認証設定:セキュリティを高めるために、2段階認証が利用できます。
【他の損益計算ツールとの比較】
現在の市場にはGtaxなど他の損益計算ツールも存在しますが、Cryptactは特に以下の特徴において優れています。
サービス名 | 対応取引所数 | 対応通貨数 | 個人利用料金 |
---|---|---|---|
Cryptact | 33箇所以上 | 2800種類以上 | 無料 |
Gtax | 不明 | 2500種類以上 | 年間39,600円 |
【まとめ】
Cryptactは、煩雑な仮想通貨の損益計算を簡単に行える素晴らしいツールです。特にCSVファイルをアップロードすることで自動的に損益を計算できる点や、多数の取引所に対応している点が魅力的です。興味のある方はぜひこの機会に試してみてください。
今後も新しい機能やアップデートが期待されるCryptact。仮想通貨取引を行っているあなたにとって、強力な味方となることでしょう。