**天気**: 秋の台風が接近、強風と大雨に警戒。
概要
日本気象協会は、2024年8月から10月にかけての台風の見通しを解析し、8月以降の台風の接近数が平年よりも多い傾向にあると発表しました。特に、8月は本土のすぐ南で台風の卵である熱帯低気圧が発生しやすい状況になっているため、台風が発生すれば本土に接近しやすい状況になると予想されています。
背景
昨年の春からエルニーニョ現象が発生しており、この先秋にかけてはラニーニャ現象へ推移していく可能性が高く、インド洋の海面水温が下降し、西部太平洋熱帯域で海面水温が上昇すると予想されています。これにより、西部太平洋熱帯域では積乱雲の発生が活発化し、台風の発生が増えることが予想されています。
台風の接近と警戒
台風は太平洋高気圧の縁を回って日本付近に近づく特徴があります。9月以降は、台風発生数が増えることに加え、太平洋高気圧の後退が遅くなる見通しのため、発生した台風が本土に近づきやすい予想となっています。特に、西日本や東日本では局地的にザーザー降りの雨となり、警報級の大雨となる可能性があります。
大雨と強風の影響
台風の接近に伴い、西日本や東日本では大雨が予想されています。特に、沖縄では28日から29日にかけて土砂降りの雨が降り、風速25メートル以上の暴風となる所もありそうです。また、海上では波が高くなる見通しです。
避難と対策の重要性
台風が近づく前の対策として、水害に備えて雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておくことが重要です。また、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくことが推奨されています。
関連するその他のニュース
2024年5月24日には、台風1号が発生し、沖縄に影響を与える見通しでした。また、2024年6月と7月の台風の発生数と本土への接近数についても、予想と結果が発表されています。