**日銀が政策金利を0.25%に引き上げ、経済に影響**
概要
日本銀行（日銀）は、2024年7月31日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%に引き上げる追加利上げを決定しました。これは、3月以来の利上げであり、経済・物価の見通しに基づいて金融緩和の度合いを調整することを目的としています。この決定は、7対2の賛成多数で承認されました。
背景
日銀は、3月にマイナス金利政策を解除し、17年ぶりの利上げに踏み切りました。この決定は、経済・物価の見通しに基づいて、金融緩和の度合いを調整することを目的としています。特に、2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現を目指しています。
利上げの決定
日銀は、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.25%に引き上げることを決定しました。これにより、短期金利が2008年12月以来の水準に戻ります。また、日銀当座預金への付利金利も0.25%に引き上げられます。
経済・物価の展望
日銀は、7月の「経済・物価情勢の展望（展望リポート）」で、消費者物価指数（CPI、生鮮食品除く）の伸び率が2024年度は2.5%、2025年度は2.1%、2026年度は1.9%と予測しています。これらの見通しに基づいて、金融政策を運営していくとしています。
金融政策の正常化
日銀は、この利上げ決定により、金融政策の正常化を一段と進めることになります。特に、国債の買い入れ減額計画と同時に実施されるこの利上げは、金融緩和の度合いを調整することを目的としています。
関連するその他のニュース
- 日銀は、2026年1月から3月に国債の買い入れを月間3兆円程度まで減らす計画を発表しました。
- 2024年9月の金融政策決定会合で、追加の利上げが検討される見通しです。
リンク
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