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2024年07月31日 - 朝日新聞デジタルが自民・広瀬めぐみ議員の事務所など捜索秘書給与を詐取か東京地検を報じました。

朝日新聞デジタルが自民・広瀬めぐみ議員の事務所など捜索秘書給与を詐取か東京地検を報じました。

概要

東京地検特捜部は、2024年7月30日に自民党の広瀬めぐみ参院議員(58)の事務所や自宅を家宅捜索した。広瀬議員は、公設秘書として届け出ていた人物の勤務実態がなく、国から支給された給与数百万円を詐取した疑いがあるとして、詐欺容疑で捜査を受けている。広瀬議員は、同日、自民党を離党した。

背景

広瀬議員は、1999年に司法試験に合格し、2001年に弁護士登録した。2008年に都内に弁護士事務所を開設し、離婚や相続などの家事事件を主に担当していた。2013年に参議院選挙で当選し、現在は参議院岩手選挙区選出の議員である。広瀬議員は、過去にも政治と金銭の問題に絡む疑惑が浮上しており、現在の捜査はその一環とみられる。

広瀬議員の事務所捜索

捜索を受けたのは、東京・永田町の参議院議員会館にある広瀬議員の事務所、盛岡市にある地元事務所、東京・文京区にある自宅の3か所である。特捜部は、午前10時すぎに事務所に入り、関係資料を押収した。広瀬議員は、捜索が始まった後、報道陣の取材に応じ、「まだ事情が分かっていないので、しっかり事情が分かったうえで対応させていただきます」と述べた。

秘書給与詐取疑惑

広瀬議員は、おととしから去年にかけて公設第二秘書として公設第一秘書の妻を届け出ていたが、関係者によると、公設秘書としての勤務実態はなく、国から支給された給与数百万円を詐取していた疑いがある。広瀬議員は、週刊誌で報じられた際には、公式ホームページで「公設第二秘書は、平日は主としてリモートワークで、土日は盛岡の事務所で働くなどしていた。目に留まりにくい活動が中心とはいえ、しっかり勤務実態があったことに間違いない」と反論していた。

国会議員の秘書給与制度

国会議員の秘書には、国家公務員特別職として給与が公費でまかなわれる公設秘書と、議員が個人的に雇う私設秘書がいる。公設秘書の人数は、議員1人につき3人で、給与は在職期間と年齢で決まり、国から支払われる。衆議院事務局によると、主に議員の政治活動をサポートするために設けられた制度である。

関連するその他のニュース

広瀬議員の秘書給与詐取疑惑は、政治と金銭の問題に絡む疑惑として注目されている。過去にも類似の事件が発生しており、国会議員の秘書給与制度の見直しが求められている。

リンク

  • 日本経済新聞
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