**熱中症警戒アラートの発表数が昨年同時期の約2倍に**。
概要
環境省は、2024年7月21日までの全国の熱中症警戒アラートの発表数が363回に達し、昨年同時期の195回の約2倍になっていることを発表しました。この増加は、猛暑が続いているため、熱中症の危険性が高まっていることを示しています。
背景
熱中症警戒アラートは、環境省と気象庁が2021年に全国で運用を始めたシステムです。このアラートは、気温や湿度、日差しなどを踏まえて熱中症のリスクが高い地域ごとに発表されます。昨年は1232回の熱中症警戒アラートが発表されていましたが、今年はその2倍以上のペースで発表されています。
熱中症警戒アラートの強化
今年からは、より強く熱中症予防を呼び掛ける「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まっています。この特別警戒アラートは、通常の熱中症警戒アラートよりも強い警戒を呼びかけ、より厳しい対策を求めています。
環境省の対策
環境省は、熱中症対策の関係省庁会議を開き、今年の「熱中症警戒アラート」の発表数が昨年同時期の約2倍になっているとして警戒を呼びかけました。環境相は、「各地で梅雨明けが発表され、多くの小中学校が夏休みに入り、夏本番になる。熱中症に一層厳重に警戒すべき時期になる」と述べています。
ウェザーニュースアプリのアップデート
このニュースには直接関係するウェザーニュースアプリのアップデートに関する情報はありませんが、熱中症警戒アラートの発表状況は、環境省のウェブサイトやメール配信サービスで確認することができます。
関連するその他のニュース
- 総務省消防庁によると、熱中症による救急搬送も昨年を上回るペースで、21日までに3万4547人に達しています。
- 高齢者が58.6%を占め、発生場所は住居が38.7%と最も多かったという統計も発表されています。