PayPayが「デジタル給与払い」を年内に開始。
概要
PayPayは、2024年内に「デジタル給与払い」を開始することを発表しました。このサービスでは、従業員がPayPayアカウントで給与を受け取ることができ、キャッシュレス決済サービスを通じて給与を支払うことができます。このサービスは、厚生労働省の省令改正に基づいて実現されるもので、従業員の利便性とキャッシュレス化を推進することを目指しています。
背景
厚生労働省は、2023年に省令を改正し、スマートフォン決済アプリを通じて給与を支払う「デジタル給与払い」を解禁しました。この改正により、企業は従業員に給与をデジタルマネーで支払うことが可能になりました。PayPayは、この改正に基づいて「デジタル給与払い」を提供する初めての事業者として指定を受けました。
PayPayの指定
PayPayは、厚生労働省から「デジタル給与払い」を行う初めての事業者として指定を受けました。この指定を受けて、PayPayは2024年内に「PayPay給与受取」を提供開始する予定です。
サービス内容
「PayPay給与受取」では、従業員がPayPayアカウントで給与を受け取ることができます。給与を受け取ると、PayPay残高として保有され、キャッシュレス決済サービスを通じて支払うことができます。また、給与を受け取った残高は、月1回まで無料で本人名義の銀行口座に送金することができます。上限を超えた額は、事前に登録した銀行口座に自動送金されます。
開始スケジュール
PayPayは、2024年8月14日からソフトバンクグループ各社の従業員を対象に「PayPay給与受取」を開始します。同年内には、他の企業でもこのサービスを提供する予定です。
関連するその他のニュース
他の決済大手であるau PAYや楽天ペイも、デジタル給与払いの導入に向けて準備を進めています。また、d払いやメルペイも、同様のサービスを提供する予定です。