2028年ロサンゼルス五輪で「SASUKE」に基づく障害物レースが採用されることが決定。

2024年8月14日

2028年ロサンゼルス五輪で「SASUKE」に基づく障害物レースが採用されることが決定。

概要

2028年ロサンゼルス五輪で、日本のテレビ番組「SASUKE」を基にした障害物レースが新たな競技種目として採用されることが決定しました。この決定は、国際オリンピック委員会（IOC）第141回総会において行われました。障害物レースは、近代五種競技の一部として実施される予定です。

背景

近代五種競技は、水泳、フェンシング、馬術、レーザーラン（射撃とランニング）の5種目で争われる競技です。ただし、馬術については、国によって競技環境整備の問題や安全面が課題となっており、国際近代五種連合（UIPM）は2028年のロサンゼルス大会までに、馬術に代わる別の種目に変更することを検討してきました。

SASUKEの五輪デビュー

「SASUKE」は、TBS系テレビ番組として日本で人気を博しており、海外版「Ninja Warrior」も世界的に広がりをみせています。2028年のロサンゼルス五輪で、障害物レースが新たな競技種目として採用されることになりました。この決定は、TBSホールディングス代表取締役社長の佐々木卓氏が「SASUKEというテレビコンテンツがベースとなった種目が五輪に正式採用されたのは画期的なことだ」とコメントするほどの画期的な出来事です。

新種目の採用理由

障害物レースが採用された理由として、国際近代五種連合（UIPM）の専務理事、Shiny Fang氏は、「テレビにおける『Ninja Warrior』現象のパイオニアであり、そのオリジナル番組『SASUKE』の発明者であるTBSからの継続的なインスピレーションは、UIPMがNinja (Warrior)スタイルの障害物レースを、広く認知されたスポーツとして、より発展させるための大きな力になると信じています」とコメントしています。