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PayPayが「デジタル給与払い」を年内に開始

**PayPayが「デジタル給与払い」を年内に開始**

概要

PayPayは、2024年8月9日に厚生労働省から「デジタル給与払い」の指定を受け、同年内にサービスを開始することを発表した。このサービスでは、PayPayアカウントを通じて給与をデジタルで支払うことができるようになる。

背景

厚生労働省は、キャッシュレス化が進む中で、スマホ決済アプリを使った賃金のデジタル払いを解禁した。PayPayは、ソフトバンクグループ傘下の決済大手であり、厚生労働省の省令改正に伴い、デジタル給与払いの初めての事業者として指定された。

PayPayのデジタル給与払いサービス

PayPayのデジタル給与払いサービス「PayPay給与受取」は、金融機関の口座ではなく、キャッシュレス決済サービスなどのアカウントで直接給与を受け取ることができる制度である。給与を受け取ると、口座から引き出したりチャージしたりする手間がなく、そのまま支払いに使える。チャージする手間が不要で、お買い物やオンラインショッピングの支払いに利用できる。また、ご自身の銀行口座へ送金も可能で、給与として受け取った残高を現金として使いたいときも安心である。

ソフトバンクグループの対応

ソフトバンクグループ各社は、PayPayが「PayPay給与受取」の提供を開始することを受けて、希望する従業員を対象に、2024年9月分の給与からPayPayアカウントへの給与デジタル払いを開始する。グループ全体でPayPay経済圏の拡大を推進するとしている。

給与デジタル払いのメリット

給与デジタル払いには、従業員が指定した毎月一定額の給与がPayPay残高として自動でチャージされるため、残高チャージの手間がなく、日常の買い物や資産運用に利用できる。また、給与の振り分けもできる「おまかせ振分」機能を利用して、おこづかいや生活費の振り分けが可能である。

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au PAYや楽天ペイ、d払いやメルペイも、デジタル給与払いに参入するための申請に向けた準備を進めている。

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