**JR車内で男性が12時間死亡**
概要
2024年5月11日、JR渋谷駅から電車に乗った男性が約12時間後にJR小田原駅で死亡しているのが発見された。男性は妻と別れ、友人との待ち合わせに向かう途中だったが、電車内で死亡し、長時間にわたり誰にも気づかれなかった。
背景
男性は49歳の妻と15年間結婚生活を送っていた。妻は毎日、夫が出勤する際には玄関先まで見送っていたが、この日は体調が悪くて見送ることができなかった。夫は栃木県の小山駅で友人と遊ぶ予定だった。
鉄道事故
男性が乗った電車は「湘南新宿ライン」と「上野東京ライン」として運行していた。電車は神奈川県内の駅と宇都宮駅の間を3回折り返し、計652.7キロを走行していた。小田原駅がこの日の運行の終点だった。
死亡事故
男性の死亡は、JR小田原駅に到着した電車内で発見された。駅員が男性を発見したのは、乗車から約12時間後だった。男性は普通車両の14号車内の窓を背にした2人がけの席で死亡していた。駅員は男性が動く様子がなく、声かけにも反応がないため、119番通報を行った。
調査状況
警察は事件性がないと判断し、調査を進めている。JR東日本横浜支社によると、駅員はホームに到着した電車を点検し、男性を発見した。AED(自動体外式除細動器)を使って心臓マッサージを行ったが、死亡が確認された。
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この事故は、鉄道内での死亡事故として注目されており、鉄道会社の安全対策や乗客の安全意識についての議論が巻き起こっている。また、妻の証言によると、夫は電車内で死亡したが、誰にも気づかれなかったことについて、疑問と後悔を感じている。