自民・広瀬めぐみ議員の事務所など捜索 秘書給与を詐取か
概要
自民党の広瀬めぐみ参議院議員（58）が、公設秘書の勤務実態がなく、国から給与を詐取した疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜索を実施した。広瀬議員は、2022年の参院選で岩手選挙区から自民党公認で初当選した弁護士である。特捜部は、広瀬議員の国会議員会館の事務所、盛岡市の地元事務所、東京都文京区の自宅を捜索した。
背景
広瀬議員は、2022年12月から2023年8月にかけて、公設第1秘書の妻を公設第2秘書として届け出ていたが、週刊誌が報じたところによると、この第2秘書の勤務実態がなかったと指摘された。広瀬議員は、公式ホームページで反論し、第2秘書が平日はリモートワークで、土日は盛岡の事務所で働いていたと説明した。
捜索の詳細
東京地検特捜部は、2024年7月30日に広瀬議員の事務所や自宅を家宅捜索した。捜索の対象となったのは、国会議員会館の事務所、盛岡市の地元事務所、東京都文京区の自宅の3か所である。特捜部は、事務所関係者などから任意で事情を聴き、捜索で押収した資料を分析して、秘書給与をめぐる不透明な資金の流れの実態を解明するとしている。
広瀬議員の反応
広瀬議員は、特捜部の捜索が始まった後、報道陣の取材に応じ、「まだ事情が分かっていないので、しっかり事情が分かったうえで対応させていただきます」と述べた。広瀬議員は、週刊誌が報じた際にも、公式ホームページで反論し、秘書が勤務実態があったと主張していた。
秘書給与詐取の疑い
広瀬議員は、公設秘書として届け出ていた女性に勤務実態がなく、国から給与を詐取した疑いがあるとして捜査が行われている。この期間に国から支給された給与は、数百万円にのぼるとみられている。
関連するその他のニュース
広瀬議員は、今年3月上旬にも週刊誌が不倫疑惑を報じていたが、議員辞職や離党は否定していた。