秘書給与詐取、計400万円か 大半は広瀬めぐみ議員に渡った可能性
概要
広瀬めぐみ参院議員(58)が、公設第二秘書として届け出ていた女性の給与を詐取した疑いで、東京地検特捜部が捜査を進めている。関係者によると、公設第二秘書の給与は約400万円にのぼり、その大半が広瀬議員に渡っていたとみられる。
背景
広瀬めぐみ議員は、2001年に弁護士登録し、2022年の参院選で初当選した。選挙直後、事務所のマンパワーが不足していたため、同年12月に公設第一秘書の妻を公設第二秘書として雇い、参院事務局に届け出た。公設第二秘書は平日は事務所とは別の場所で主に作業し、土日は広瀬議員の送迎などをしていたという。
広瀬めぐみ議員の詐欺容疑
広瀬議員は、公設第二秘書の給与を詐取した疑いで東京地検特捜部の捜査を受けている。関係者によると、公設第二秘書の給与は約400万円にのぼり、その大半が広瀬議員に渡っていたとみられる。広瀬議員は、事実無根であると反論していたが、捜査が進められている。
秘書給与の不正受給
公設第二秘書の給与は、毎月、その大半が夫である公設第一秘書を通じて広瀬議員に渡っていたとみられる。公設第一秘書は、周囲に対して「広瀬議員の指示で妻の給与を渡すしかなかった」と説明している。
捜索の詳細
東京地検特捜部は、7月30日に広瀬議員の事務所と盛岡市にある地元事務所、それに都内の自宅などを捜索した。捜索の結果、公設第二秘書の給与が不正に受け取られていた疑いが強まった。
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広瀬議員は、秘書給与をめぐる疑惑について週刊誌で報じられたことし3月、「事実無根であり、しっかりとした勤務実態をもって働いていた」と反論していたが、捜査が進められている。