トヨタのプリウスαなど7車種で新たに不正発覚
概要
トヨタ自動車は、自動車の量産に必要な認証「型式指定」で不正を行っていた問題で、国土交通省から初の是正命令を受けました。同省の調査で、新たに7車種で不正が確認されました。この問題は、トヨタの認証業務の不備と、経営陣の不十分な理解と関与が原因とされています。
背景
この問題は、トヨタが過去10年間にわたり、型式指定の申請に際して不正を行っていたことが明らかになったことによるものです。同社は、7月5日に7車種で不正があったことを報告し、調査を進めていたが、国土交通省の立ち入り検査などで新たな不正が発覚しました。
トヨタの不正認証
トヨタは、型式指定の申請に際して、試験データを改竄したり、量産とは異なる仕様の部品を使用して試験を行うなどの不正を行っていたとされています。これらの不正は、安全性に影響を与えるおそれがあると指摘されています。
新たな車種での不正
新たに不正が確認された7車種は、プリウスα、レクサスRX、RAV4、カムリ、ノア・ヴォクシー、ハリアー、レクサスLMです。これらの車種について、国土交通省は、基準適合性を確認するための調査を進めています。
国交省の是正命令
国土交通省は、トヨタに対して、道路運送車両法に基づく是正命令を発出しました。この命令では、トヨタに対して、1か月以内に抜本的な再発防止策を策定し、四半期ごとにその実施状況を報告するよう求めています。
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この問題は、自動車メーカーの認証業務の不備が指摘されることになり、業界全体に影響を与えるおそれがあります。また、トヨタは、社内調査の結果、認証業務の不備と経営陣の不十分な理解と関与が原因であると発表しています。