九州南部で梅雨入りが発表され、雨の時期に入るところも多い。
概要
2024年6月8日、気象庁は九州南部が梅雨入りしたと発表しました。この梅雨入りは平年より9日遅いもので、九州南部では雨の時期が始まりました。梅雨入りは、前線の影響でこの先1週間も曇りや雨の日が多くなる見込みです。
背景
日本の梅雨入りは、平年5月下旬から6月上旬ごろに始まります。しかしことしは、西日本と東海、関東甲信の梅雨入りが平年よりも遅れている傾向にあります。これは、太平洋高気圧の張り出しが弱いためとされています。通常、この時期には日本の南の海域に高気圧が張り出し、梅雨前線が北上して西日本や東日本の各地に雨雲がかかりやすくなります。ただし、ことしは太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、前線は沖縄付近で停滞しています。
九州南部の梅雨入り
九州南部の梅雨入りは、鹿児島地方気象台により8日午前11時に発表されました。湿った空気の影響で九州南部は鹿児島を中心に雲が広がり、雨が降っているところがあります。九州南部の梅雨入りは、平年より9日遅いもので、今年は梅雨の期間が35日間と長くなります。
雨の影響
この梅雨入りにより、九州南部では雨の日が多くなります。気象台は、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意するよう呼びかけています。また、雨雲アラームや落雷アラームなどの通知サービスも活用することが推奨されています。
気象状況の見通し
気象庁は、太平洋高気圧が強まり、偏西風の蛇行も解消に向かうため梅雨前線は徐々に北上する見込みです。気象庁は、今後の見通しについて大雨への備えをしておくとともに、最新の気象情報などを確認するよう呼びかけています。
関連するその他のニュース
このニュースに関連する他のニュースとして、九州北部の梅雨明けが平年より3日遅く、昨年よりは3日早いことが報じられています。