全国の定点医療機関当たりの新規感染者が11週連続で増えた。
概要
日本の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染状況は、11週連続で増加傾向にある。厚生労働省のデータによると、全国の定点医療機関当たりの新規感染者数は、前週比で1.22倍の13.62人に達した。これは、全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数が、前の週から1万2262人増えて6万7334人となったことを示している。
背景
新型コロナウイルス感染症は、2020年以降世界的に流行しており、日本でも感染者数が増加している。特に、夏季の休暇期には、人々の移動や集まりが増えるため、感染のリスクが高まることが予測されている。厚生労働省は、全国の流行状況について「増加傾向が続いており、これまでもお盆明けが感染拡大のピークだったことを踏まえると今後も感染者が増えることが見込まれる」と警告している。
コロナ感染者数の増加
全国の定点医療機関当たりの新規感染者数は、11週連続で増加している。特に、佐賀県、宮崎県、鹿児島県、熊本県、大分県などの地域では、感染者数が急増している。これらの地域では、医療機関当たりの平均患者数が30人を超える地域もあり、医療体制に大きな負荷がかかっている。
地域別の感染状況
地域別の感染状況を見ると、以下のような状況にある。
- 佐賀県:31.08人
- 宮崎県:29.72人
- 鹿児島県:27.38人
- 熊本県:27.13人
- 大分県:24.02人
これらの地域では、感染者数が特に増加しており、医療体制に注意が必要である。
感染対策の強化
厚生労働省は、全国の流行状況について「増加傾向が続いており、これまでもお盆明けが感染拡大のピークだったことを踏まえると今後も感染者が増えることが見込まれる」と警告している。したがって、感染対策の徹底が求められている。特に、部屋の換気、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染対策を継続しておくことが重要である。
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