**JR東海が新幹線の山梨県駅完成を2031年に見通し**
概要
JR東海は、リニア中央新幹線の山梨県駅(仮称、甲府市)と長野県飯田市の座光寺高架橋の完成を2031年に見通しとして発表しました。この発表は、静岡工区の工期延長の影響を受け、当初の計画より遅れる見通しです。
背景
リニア中央新幹線は、東京と名古屋を結ぶ高速鉄道プロジェクトです。山梨県駅はこの路線上に位置し、甲府市大津町に建設が予定されています。JR東海は、2024年4月4日に山梨県駅の完成を2031年に見通しとして発表しました。
リニア中央新幹線の進捗状況
リニア中央新幹線の工事は、静岡工区の遅れにより大幅に遅れているとされています。JR東海は、静岡工区の工期が少なくとも10年とみており、品川-名古屋間の開業は34年以降となる見通しです。
山梨県駅の工期と計画
山梨県駅の工期は6年8カ月とされています。JR東海は、2024年度中に駅工事の発注公告などの手続きを進め、今年度中に業者との契約を目指しています。着工は早くて今年度末となる見込みです。
静岡工区の影響
静岡工区の工期延長は、リニア中央新幹線全体の開業時期に影響を及ぼしています。JR東海は、静岡工区の遅れを理由に、27年の開業を断念する方針を明らかにしています。
関連するその他のニュース
山梨県の長崎幸太郎知事は、リニア中央新幹線の開業時期について「27年を大きく超えることは残念」とコメントしていますが、県としては駅の開業時期に左右されず、スマートICや周辺道路の整備を進めるなど地域の価値を高める取り組みを進めていくとしています。