日銀が政策金利を0.25%に引き上げ、住宅ローン金利にも影響

2024年8月8日

日銀が政策金利を0.25%に引き上げ、住宅ローン金利にも影響

日銀が政策金利を0.25%に引き上げ、住宅ローン金利にも影響概要

日本銀行（日銀）は2024年7月31日、金融政策決定会合で政策金利を0.25%に引き上げることを決定しました。この決定は、日銀が15年ぶりに政策金利を引き上げるもので、住宅ローン金利や企業の借入金利に影響を与える見通しです。

背景

日銀は、経済の回復と物価の安定を目指して、金融政策を調整しています。特に、最近の円安と実質賃金のマイナスが続く状況下で、日銀は物価の先行きを慎重に分析し、追加利上げに踏み切りました。

日銀の政策金利引き上げ

日銀は、政策金利を0.25%に引き上げることで、金融緩和の度合いを調整することを目的としています。この決定は、9人の政策委員のうち7人が賛成し、2人が反対したものです。反対した委員は、経済状況の改善をより慎重に見極める必要があると主張しました。

住宅ローン金利への影響

この政策金利の引き上げは、住宅ローン金利にも影響を与える見通しです。特に、変動型住宅ローンの金利が上昇する可能性があり、借りている人々にとっては負担が増すことが予想されます。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクは、8月の住宅ローン金利を発表し、10年固定型の最優遇金利が引き上げられたり据え置かれたりしています。